ご飯ピンチ!!

日本の農業が危機に瀕していることをご存知でしょうか。

私たちがいつも食べているお米の価格が安くなり消費者は大助かりである。2014年産の60㎏あたり最安値の取引価格が8000円台になっている。ピークであった20000円台と比べると実に半分以下となった。これを私たちはどう考えるのか。

まず消費者と生産者とで意見は大きく分かれます。消費する側は安さと安全さを求め、作る側は高値と安全さを追求します。お互いに安全さは求めているが、価格は一致することは無いだろう。

今の農家達は日本に苦しめられている。何気なく食べているお米はどれだけの手間がかかっているかわっかていない人たちが多い。かつてのブランド米と呼ばれていた品種も価格が下がっている。もはや専業農家では食っていけない。辞める人たちも大勢いるだろう。唯一の救いは関税が高く掛かっていることくらいだろうか。しかし、その関税もいつ下がるかはわからない。

過剰に生産されているからと言って行われた減反(田畑の生産を制限すること)、それだけに止まらず価格の下落、そして近い未来に来るTPP参加による関税の撤廃。自給率が減った分輸入でカバーすればいいという簡単な問題ではない。輸入しても何も問題解決にはならない。そして日本食料自給率の低下は日本だけでなく世界にも影響を及ぼしてしまう。
私たちは食料不足への道を着々と歩んでいることを理解してほしい。