今度は蔵王山噴火?これからの登山について。

 先月の9月末より蔵王山で火山性の地震が相次いでいる。また、御釜で白濁も見られたというニュースが飛び込んできた。先月の御嶽山噴火の影響で著算する人たちは例年に比べて大きく減少しているだろう。そして、日本にある数多くの活火山にも注目が集まっている。
 蔵王山は2010年を最後に火山性の活動を見せていなかったが今年2014年9月末から再び火山性の活動が確認されている。火山性の活動とは主に地震や噴煙(小規模噴火、煙が上がっていたりすること)、カルデラ湖の白濁などの活動のことである。御嶽山噴火の影響で蔵王山は目を覚ましてしまったのだろうか。まだ警戒レベルは低いが目が離せない。

 火山だけではないが自然災害の対策を立てるためには情報が重要だ。しかしその情報を受け取る側があまりにも幼いと思う。あくまで予報であって確実なものではない。予報が当たらなければ文句を言う。予報がなかなか当たらなければ思考がマヒしてしまい対策を練らずに最悪の事態へとつながる。自分の身を守るためには人に頼ってばかりではなく自分の頭で考えなければならなくなった。自然災害を確実に予想することはできないのだから予報で言った言っていないなど幼稚な追求は必要ない。

 では、これからの登山はどのようにすればよいのか。自分が歩くルートの最寄りの山小屋の確認や頭を守るもの、マスクを常備して登らなければならないだろう。噴火した際には私たちの身を守ってくれるに違いない。そこまでしなければ登山はできないのか。それくらい準備しなければならないと思う。これからの登山のありかたが変わっていくのかもしれない。