ポケモンブーム再来??予想を超える妖怪ウォッチブーム到来

 第2のポケモンブーム到来ともいわれる妖怪ウォッチ。現在、大人気中の3DS用ゲーム「妖怪ウォッチ」売上が100万本オーバー、玩具「DX妖怪ウォッチ」、「DX妖怪ウォッチ 零式」用の妖怪メダルも売上げ好調という波が来ている。
 そもそも妖怪ウォッチとは何か。ポケモンをイメージしてもらうと分かりやすい。ゲーム内で友達になった妖怪からメダルを貰ってたくさんの妖怪メダルを収集し育成、戦闘させる。この妖怪メダルはゲーム内で集めるだけでなく玩具の妖怪メダルでも集められる。玩具用のメダルの裏にあるQRコードを3DSで読み取るとレアなアイテムや妖怪が手に入るシステム。だが、この妖怪メダルが厄介である。
 厄介とは親泣かせである。妖怪メダルも売れているため品切れが続出している。なんとか手に入れようとネットを探してみても定価で販売されているところが無い。オークションでは定価の2倍や3倍という高値で取引されている。品切れの理由は過去のブームでの失敗例と転売目的での購入者が多数いることが挙げられる。
 過去の失敗例は「たまごっちブーム」のことだ。ブームに乗り大量生産したが数か月でたまごっちブームが沈静化してしまって抱え込んだ大量の不良在庫による大赤字。この例があるのでなかなか大量生産することが難しい。
 そして転売目的の買占めによりゲームを楽しみたい人たちの手に高値でしか手に入らなくなっていることに対しての批評が多く寄せられ現在、転売が問題視されている。しかし、問題になっているとはいえ高値でも購入している人たちもいるので何とも言い難い。親の悲痛な声が聞こえてくる。
 妖怪ウォッチはゲームに続きおもちゃ化、アニメ化とブームが収まらない。ここで欲しい人たちに朗報がある。DX妖怪ウォッチと零式の増産、さらに妖怪メダルの年内1億枚の大量生産が決まったこと。これで店頭での購入も可能になる。
 妖怪ウォッチがポケモンのように長くシリーズ化してバンダイに名を残していくのか、それともたまごっちブームのように大量の不良在庫を抱え込んでしまうのか。バンダイとしては大きな勝負とも言えるだろう。これからの進展に注目が集まる。